こんにちは!
creemaでレジンとラインストーンを使用した手帳型スマホケースを作っています。
ご購入いただいたお客様のために
「長持ちする使用方法やケア」について詳しくご説明したいと思います。
レジン作品全般にあてはまることでもあると思うので、よければ参考にご覧下さい。
はじめに
私自身、作家を続けていくうちに、作品のデザインの改善はもちろんですが、素材そのものの耐久性の改善に力をいれるようになりました。
どうすれば作品を長く良い状態で使って頂けるのか、調べるだけでなく
実際に自分で使う中でレジンについて劣化・変色しにくいもの、壊れにくいものがどれなのかを実験しました。
その過程で気付いたこと、スワロフスキーのデコレーションやレジンの性質についてのお話を交え、長く楽しむコツをまとめておきたいと思います。
レジン作品の管理について気になっていらっしゃるお客様のために書きたいので
レジンを知らない方でもなるべく分かりやすい記事にしていきたいと思います。
※レジンは他の素材との相性もありますし、製作環境下によって事情が異なります。
私の見解になるので、公式では違うということがあるかもしれません。あくまでも参考程度にご覧下さい。
レジンについて
当店の作品の多くはレジンという素材を使って作ります。
艶っとしているプラスチックの様なガラスの様な外見の樹脂です。
この写真でいうところの、花びらの部分になります。
このレジンには様々な種類があり、細かく言うと色々とあるのですが
当店では大きく分けて3種のレジンを使用しております。
・UVレジン
・LEDレジン
・ハイブリッドレジン
・2液性レジン
一長一短の特徴があり、場面に応じてそれぞれが重要な役割を果たします。
例えばUVレジン・ハイブリッドレジンは、ツルツルと触感もよく強度もあるのですが、熱や日光、酸化が原因で時間が経つと黄みがかることがあります。
※最近のハイブリッドレジンはほとんど変色がありません。
LEDレジン(例えば星のしずく)はほとんど黄ばまないが他よりは強度に劣ります。
2液性レジンは厚みのあるパーツを色鮮やかに、気泡少なく作れますが、固まるのに1日はかかるのでコーティングの作業には使えません。
これら性質を考え、実験をした結果、以下の方法で長持ちさせることができると考えました。
長持ちのコツ
1、直射日光を避ける
直射日光を当て続けると、色物のお洋服と同じで、色あせや黄ばみの原因になります。
なるべく日陰に置いて下さい。
2、高温を避ける
日光を避けても、高温の場所にずっと保存しておくのは良くないです。
引き出しの中で保存するよりも、使って過ごして下さる方が長持ちされている印象です。
3、強くぶつけない
カバーをつけていると安心して落としがちになってしまいますが、衝撃を与えるようなことをくり返すと、スマホ自体にも、カバーのデコレーションにも良くないです。剥がれや傷の原因になります。
4、カバーの内ポケットに物を大量に入れない
表からカバーを見てふくらみが分かるくらいに入れてしまうと、表のデコレーションが浮いてとれやすくなります。
カバーのポケットは便利で何でもかんでも入れてしまいがちですが、適量をおすすめします。
5、ジーパンのポケットから入れたり出したりをくり返さない
狭いポケットに出し入れすると毎日の摩擦でカバー自体がいたんだり、デコレーションに引っかかったりすることがあります。
おすすめのケア方法“眼鏡ふきで優しく拭く”
指紋や汚れを優しくとることができる眼鏡ふきはおすすめです。
レジン部分やついでに角金具の部分を軽く拭くと酸化防止になります。
レジンに細かい曇りが出来てしまった場合は普通の布で磨いてから眼鏡ふきで磨くと艶を取り戻すこともございます。
やすりはNGです。
色々と書きましたが、基本的には普通に使って頂ければ大丈夫ですので、ご安心ください^^!
また分かったことが増えましたらこちらに追加で書いていきたいと思います。
以上、当店のデコレーション作品を長く楽しむコツでした。
手帳型スマホケースを長持ちさせるコツ
最後に、カバー自体を長持ちさせるためのコツもご紹介します。
あくまでも長持ち重視の使い方です。
使い方はもちろん個人の自由ですので、参考までに聞いて頂けると幸いです。
ケースを外すときは…
ケースからスマホを取り外す時にカメラ部分を引っ張らないで行うことをおすすめしております。
カメラ穴付近はカバーとケースの接着面も少ないため、あえて接着しない部分、接着する部分など工夫されて作られています。
引っ張ると剥がやすくなるため、外すときは下から行って下さいませ。
方法はこちらで解説しております。
↓
ストラップ部分を引っ張ってスマホを持ち上げない
例えばバッグの中からストラップを引っ張ってスマホを取り出したり、引き寄せる時にスマホストラップを引っ張ったりを繰り返しますと、ストラップホールやその付近の生地が傷みやすくなりますので、なるべく本体を持ち上げましょう。
生地を反対側に折り曲げて使わない
裏面にデコレーションがある場合は、表面の生地とぶつかって傷つきやすくなります。
また、スマホケースは閉じたり開いたりすることを想定して作られていますので、それとは完全に反対側に折り曲げると生地が傷みやすくなります。
※電話をする時にポケット側を完全に反対側に折る等
たとえば、紙を手で切る時に、手前に折ってから反対側に折ると切れやすくなると思いますが、生地にも同じことが言えます。
特に厚みやデザイン性のある生地にこういった使い方はしないほうが持ちは良いです。
思いつく限りの注意事項を書いてみました。
皆様の参考になりますように。