スマホケース職人の家

tan!DRESS(タンドレス)の個性的なスマホケース、スマホの豆知識もご紹介!

スワロフスキーだけを使う、選ぶ理由。長年使用する中で確信した、他社との違い。

私は様々な会社のラインストーンを沢山使ってきましたが

ここ数年かけて全てスワロフスキーに統一しました。

商品数が多いので、まだ変更になってないものも何点かございますが、順次変更になっていく予定です。

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2024/05/01現在

こちらの記事は前に書いたもので、事情が変わった部分もあるので加筆いたします。

スワロ社の上層部の入れ替わりを機に一斉に方針が変更されたようです。個人の作家がスワロフスキーの表記を使うことにも制限が出てきています。また、一般販売の色の絶版もあり、手に入りにくくなったものは近いクオリティーの高級クリスタルで併用することもございます。

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※スワロフスキーとは

スワロフスキーは社名であり、簡単に言えばスワロフスキー社が出すラインストーン、ダイヤのことです。

 

※ラインストーンとは

ややこしいですが、スワロ社に限らずアクリルやガラスのストーン全般を指して言われることが多いと思います。

 

 

ラインストーンは出している会社によって値段がまちまちですが

値段が安く、スワロフスキー社のものとほぼ変わらない輝きのものもございます。

 

 

私は今まで、「スワロフスキーとほぼ同じ輝き」と言われるような

 

スワロフスキーよりは安いけど、ラインストーンにしては高級、そういうものを選んで使っていました。

 

実際、写真や動画、遠目で見たら輝きはほとんど変わりませんからね🍒

 

なので

作品によって、スワロフスキーを使うものと使わないものとがありました。

 

 

今までスワロフスキーに統一しなかったのは、

自分が作るデコレーション作品の値段をこれ以上上げたくないという理由からです。

 

当店のスマホケースにはストーンを沢山使うものもあり

スワロフスキーを使うかラインストーンを使うかで値段が変わってしまいます。

 

 

それでも今回、スワロフスキーに統一したことには沢山の理由があります✍️

 

あまり日常で知ることのないスワロフスキーの会社ことも知ることができる記事になっていると思うので、

最後までお付き合い頂けると幸いです🙇‍♀️🌟

 

 

 目次

 

スワロフスキーである利点

耐久性

長年使うことで実感したのは

スワロフスキーの方が美しさが長続きする!」ということです。

 

スマホケースの様な年単位で使い続けるものは、日々何かしら擦れたり当たったりする中で、ストーンが消耗します。

 

スワロは、他社のラインストーンに比べて曇りにくく

オーロラのコーティングが剥がれにくい

使う中で感じました。

 

 

また、接着後にとれにくい印象があります。

接着後、使ううちに裏面の銀のフォイルを残してストーンがはがれてしまうことがございます

これは、私が使う接着剤が弱かったというよりは、ストーンと裏面のフォイルの接合が弱いということです。

他社のストーンが先に取れてしまっても、スワロはまだくっつているか、接着面から剥がれていることが多かったです。

 

 

 

輝き

先程、スワロフスキーと他者の高級ラインストーンを写真や遠目でみても輝きはほぼ変わらないと言いましたが

肉眼でみた場合、輝きの差はございます👀🌟

 

試しに、先月から値段を上げずに全てスワロフスキーで作っていったところ

完成度が違う」という実感がありました。

 

なぜか?

 

 

スワロフスキーはカットが細かく、カッティングが精工。

実際、並べるとカットの仕方が違います。

スワロの方が輝きがおもちゃっぽくないというか、わざとらしさがなく自然です。

 

例えるなら、

格安スマホ と 最新のiphone。

 

安いラインストーンはかくかくと、本家のスワロフスキーはぬるぬると輝きます。

 

 

ストーンに透明感がある

スワロフスキーには透明感があり、うるっとした輝きを感じられます。

ガラスカットの技術や、酸化鉛の含有量が理由だと言われています。

 

※酸化鉛の重要性は、高級なクリスタルガラスの食器🥂などで有名な会社(バカラやHOYAなど..)でも言われていることです👀❗️

 

もちろん、通常のラインストーンにも鉛は存在しますが

スワロフスキーの方が含有率が高く、

それはガラス加工技術があるからこそ実現する特別なことらしく💍⚗️🛠️

 

スワロフスキーはその高い含有率から「クリスタル」と呼ばれています。

 

クリスタルとガラスってどう違うの??

👇️ 

「クリスタル」とよばれるガラスは

密度が高く屈折率が高い、水晶の結晶のような独特の輝きを発する鉛ガラス*1のこと

バカラやHOYA、スワロフスキーはその代表格です。

 

 

 

粒がそろっている

カット技術の賜物だと思います。

これはデコレーションしている時に分かったことなのですが、粒が並んだとき特に感じることです。

光の反射がチラチラと綺麗で、さすがジュエリーの素材だなぁと思いました。

参考までにこちらの動画を..

https://www.instagram.com/p/CEBJeKcpwtX/

足跡ピカピカ..並ぶとかわいい💎👀#スワロフスキー #スワロフスキー社 #swarovskielements

 

透明感、発色が良く、濁りのない綺麗な色が多い.

色のバリエーションが豊富

スワロフスキーは様々なファッション、インテリアに使われる素材ですので

色のバリエーションが豊富で、欲しい色が見つかりやすいんですよね(*´ω`*)

 

 

そんな中でも私が特に気に入っているのは

クリスタルAB💎

と呼ばれるオーロラ色のスワロフスキーです。

これは更に素っっ晴らしい輝きになっています。

 

 

オーロラの輝きと色

スワロ社のオーロラはラインストーンに比べて輝きが柔らかく上品です。

 

 

なぜ、上品だと感じるのか?

他社のラインストーンはピンクみが強いオーロラであることが多く

好みにもよりますが..私はスワロ社のオーロラが白っぽく光るため、他の色と合わせた時に調和しやすいところが好みで、気品を感じます😊

 

参考までにこちらの動画をのせておきます..

https://www.instagram.com/p/CD-j470pEsr/

#ハンドメイド雑貨 #creema限定 #swarovskicrystals #スワロフスキーデコ

 

とはいえ、写真や動画を使っても、両者の違いまでは伝えることが難しいので

かなり個人的な印象で説明すると..

 

スワロ社のオーロラは七色が一斉に発色し光を反射するイメージ

私が今まで使っていた、他社の高級なラインストーンは、一見同じように見えるけど、角度や光によってピンクみが強かったり緑っぽく発色し光を反射していました。

どちらが良いとか悪いとかではありませんが、作品との相性でスワロ社を選択しています。

 

 

不思議で魅力的な輝きのオーロラですが

 

このオーロラって、どうやったらこんな輝きになるんだろう…?

 

そう思ってスワロフスキーの会社のホームページを見ていたら、ちゃんと書いてました。

 

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遡る事1956年、「結晶を更に輝かせる方法」を探していたところ

「真空内に金属コーティングを施し、結晶を蒸発させる」というアイデアで生まれた*2のがクリスタルAB💎

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なんですって!

と言われたところでなんだか想像もつかないけれど…^^;

これがクリスチャンディオールのコレクションにより世に広まりました。

 

 

ファッションとスワロフスキーの関係は昔からで

携わる人達の革新性と職人技を表彰したり

将来のコレクションの開発支援をしてスワロフスキーの可能性を探りして、世界に広めてき歴史があります*3

 

 

そして、あまり知られていませんが..

スワロフスキーという会社はそのガラス製造技術を使って双眼鏡まで作っています(笑)

ジュエリーに限らない、ガラス加工技術の高さが伝わってきますね🗡️

 

 

 

私は、ハンドメイドだからこその「より特別な」作品を目指してきました。

 

 

スワロフスキーのような物語のある素材を使った作品の方が、何倍も魅力的だと思いませんか?✨

素材にもこだわることで「より特別」な作品になることは間違いないと思いました。

 

 

こういった様々な理由から、スワロフスキーに統一しました。

作品によっては材料分200円くらい値上がりしてしまうので迷ったのですが…><💦

その価値はあると思います。

 

また、ハンドメイド作品が好きな方なら、こういった理由にも共感して下さるんじゃないかと思い、今回語らせてもらいました。

 

 

さて…もう最低限言いたいことは書いたのですが

 

 

調べている間に色々なことが明らかになり、お伝えせずにはいられなくなったことがあります。

もう少し書かせてください✏️📒

 

ここからは素材の先にある、作り手、つまりスワロフスキーのスピリットのお話🌙

 

スワロフスキーを選ぶ理由の一つでもあります。

ご興味ある方は読んでくださると嬉しいです。

読み終わった頃にはスワロフスキーのファンになっているかもしれません^^♪

 

 

エシカルethical=倫理的)とはこのことか…スワロ社のすごさ

 

この映像。

スワロフスキーの美しい衣装に身を包んだ二人が物憂げに海辺でごみ拾いをしています.

ただただ美しい動画ですが…🐚🏖️

 

これは何を示すのでしょう?

 

vimeo.com

 

この映像は、スワロ社の地球環境に対する意識の表れです🕊️🍀

 

スワロ社は、創始者のダニエル・スワロフスキーの時代からリサイクルに力を入れてきました。

 

 具体的には

  • コンシャスデザインプログラム

未使用や未販売の在庫を再利用し、材料を可能な限り再利用する*4

 

  • trucostとのプロジェクト

環境への影響が少ない結晶原料を使う*5

 

などなど

可能な限りリサイクルするための継続的な取り組みをしています🏞️

 

 

オーストリアにあるメインの施設では

エネルギーの35%が再生可能資源から発生し、76%の水がリサイクルされているそうです!!🚰🚰🚰

 

水はスワロフスキーの生産に不可欠なものらしく、

 

120年以上にわたって持続可能な水力発電エネルギーを提供し、すべての宝石の研磨、研削、切断に電力を供給してきた*6といいます。

 

ここまで環境に配慮していたというのには感動しました。

 

 

更に素晴らしいと思ったのは「従業員の健康に対する責任がある」という考え方です🌈

「会社が長期的に成功するためには、それが依存するコミュニティと環境も繁栄する必要がある」*7

 

これはスワロ社ができた当初からある考え方で

スワロフスキースピリット」として現在もうけつがれています😊

 

 

スワロ社では監査プログラムを実行して、

オーストリアのメイン施設外のサプライチェーン全体の労働問題まで管理しているそうですよ👷🛠️

 

ラインストーンの製造は国や工場の体勢によってはかなりブラックというか悪質なところもある中で、こうしたことを明記している会社は安心感があります。

 

 

華やかなイメージが先行するスワロフスキーですが、HPを見て居ると地道な社会貢献活動に溢れています🍀

スワロ社は、社会的な責任を果たす、倫理を重んじる会社だということが分かりました。

 

 

 

スワロ社は今年で125年になります。

スワロフスキーは正に「誰もが手にできるダイヤモンド💎」

今日こうして手にできるということに、心から感謝です…🌙

 

 

最後に

 

当店のスマホケースを買ってくださった方々との心の中に、

「この作品はストーリーをもっている」ということ

「スワロフスキーという素材が特別なものなんだ」という意識を

共有できたら素敵だなぁと思います🙇‍♀️🌟

 

 

長くなりましたが、以上が「スワロフスキーだけを使う、選ぶ理由」です。

ここまで読んでくださりありがとうございました。